Mónica Mayer The Clothesline -introduction2-
2020年に行われたモニカ・メイヤーとのインタビューです。
introduction としてThe Clotheslineの紹介をしています。
動画はこちらから。
2015年にメデジンで行われた国際的な大規模な芸術会議(コロンビアのアンティオキア美術館で開催されたMDE15)に招かれた時
「私のアートワークはコンテキストが90%か80%で、アーティストとしての仕事は10%です」
と話しました。
この作品において地域社会と協力することはとても重要です。
そこで活動家や芸術家とワークショップを開き、その時代にその場所で重要な質問は何かを考えることにしました。
それはとても素晴らしかったです。
とても活動的なアーティストとアクティビストのグループで、たくさんの質問ができました。
その中には、
「あなたが最初に嫌がらせを受けたのはいつですか?」
という質問も含まれていて、私はその質問にとても驚きました。
8歳の時に通りを歩いていて嫌がらせを受けたことと、私に触った男性を思い出したからです。私は何も言わなかったのです。
とても怖かったし、少し前を歩いていた母を傷つけたくなかったから。
そしてそのThe Clotheslineには、多くの女性が同じような経験をしている回答がありました。
私は非常に驚きました。なぜなら私は何年も前からフェミニストだったのに「私は小さな女の子をターゲットとした「一人の」変態に会ってしまっただけだ」と思っていて「これはよくあることだ」と思っていたからです。
この経験は私の考えを成長させました。
The Clotheslineは美術館でも街でもできるし、とてもエレガントにできるし、そうでなくもできるし、有料でも無料でもできます。
誰にでもできます。
それを聞いた学校の人たちが自分たちでThe Clotheslineを開催し始めました。
これは私にとってとても刺激的でした。なぜなら私だけが作品を作るわけではなく、参加者が自主的にグループをつくり共同作業で作り上げたからです。
作品は自立し始めたのです。
人々は教育や政治やアクティビストの活動のために利用しています。
この作品はメキシコの大学の美術館でも作りました。それはとても重要なものになりました。なぜなら「大学で嫌がらせを受けたことありますか?」という質問をすることにしたからです。
これらのリアクティベートは2016年のことでしたが、私の作品のせいで運動が大きく変わったわけではありません。メキシコでの暴力に本当にうんざりしている女性たちが#me-too運動をしていたからだと思います。
コロナ禍の前には大学の多くの施設が、女性たちが教師からの、あるいは生徒からの、そして外部からのセクシャルハラスメントに対して抗議の声を上げようと決心し、非常に厳しい要求をしたことによって閉鎖されました。少なくともここメキシコでは何年も(そのことについて)議論してきましたが、状況は必ずしも変わっていませんでした。
大学のアクティビストやアーティストと一緒に活動をしてこれらの問題を解決しようとしたことは私にとっても、とても重要な経験でした。
事態が大きく変わったことにとても期待しています。
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