【2017 グアナファト¿REVOLUCIÓN O PARTICIPACIÓN? #2(改革か参加か?)セルバンティーノ国際芸術祭 メキシコ
さて、この展覧会ではモニカとビクターレルマの2つの作品「Yo no celebro ni conmemoro guerras(私は戦争を祝うことも記念することもしません)」と「 Maternidades secuestradas(誘拐された妊娠)」も展示された。
セルバンティーノ国際芸術祭は「革命」をテーマにしていた。
しかしモニカは革命というテーマに疑問を抱く以上に、革命によって最も永続的で暴力的でない社会的変化が得られることを強調するために、オーディエンスの参加を軸とした2つの作品を提案した。
一つ目の「Yo no celebro ni conmemoro guerras」(私は戦争を祝うことも記念することもしません)は革命と独立の百年祭への挑戦として、2008年に制作された。
2015年には、カサ・デル・ラーゴ(UNAMの文化センター)でのプロジェクト「Batiente 0.7」のために依頼され、このアクションのドキュメンタリー版を、2003年のプロジェクト「Acciones en Ruta」の一環として、ヴィクトルとモニカが発表した別のパフォーマンスとともにインスタレーション「Our flags」で発表した。
これはいくつかのバージョンで参加型の作品になっている。例えば、公演によっては、日常生活の中でのお祝いの言葉をもう一杯入れてもらう代わりに、このフレーズの入ったボタンやキャップを観客に渡していたこともある。
チアパスでは、2011年にフアン・ラモン・レムスが主催した展覧会「Demarcar el cuerpo」で、このフレーズが書かれたボタンと空白のボタンを大きくプリントし、観客に反応してもらった。彼らはセルバンティーノでも同じことをした。
モニカが展示会のガイドツアーをしたときに、戦争に参加したことのあるイギリス人の紳士がいて、彼はモニカの文章に完全に同意していると言いに来た。戦争に参加していた人たちが、自分の生身のうちに本当の意味を知っていても、それを祝うことはなかった、と彼は語った。
もう一つの作品「Maternidades Secuestradas (誘拐された妊娠)」は2012年に始まったプロジェクトで、現代の母性の問題を提起している。
2016年のMUACでの展覧会では、エプロンを着て、文化的な環境の中で母性へのアプローチの一つをとり、その時に行ったデモのドキュメントの前に立ち、自撮りをしてもらうことで作品が展示された。
これもセルバンティーノでも同じことをした。
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