Mónica Mayer The Clothesline -introduction4-

2020年に行われたモニカ・メイヤーとのインタビューです。

introduction としてThe Clotheslineの紹介をしています。

introduction 1はこちら 

introduction 2 はこちら

introduction 3 はこちら

動画はこちら



The Clotheslineは美術館やアメリカでも展示されました。


私はそこ(アメリカ)では暴力が少ないと思っていたのですが、女性が経験を共有し、感じた暴力を共有するという答えは常に、どこにでも必要であることを提示しました。



アルゼンチンでも、同様に地元の人たちと一緒に美術館で開催したことがあります。



もうひとつ、私がとても興味深いと感じたのは、私のワークショップに参加した先生や学生たちがそれを自分たちの学校で行ったことです。

数週間後にはThe Clotheslineに参加した学生たちが私のところにきて、自分たちもできるか聞いてきました。

近くのセンターで、若いトランス女性がハラスメントを受けて自殺したからです。そこで彼女らは、それに対抗するためにトランス世代の若者に対する嫌がらせのThe Clotheslineを作ることにしました。


私が作った作品を見て先生にも参加してもらって、さらに生徒たちも自分たちで作ったということはとても素晴らしいことでした。

The Clotheslineは日本のあいちトリエンナーレにも出品されました。


それはいろいろな形態に変化したり、Our Clotheslinewith Monica Mayerが結成さいろいろな場所でThe Clotheslineを発表し続けてくれたので、とても面白かったです。

トリエンナーレでは、女性が自分の経験を共有するのをためらうのではないかと心配しましたが、そうではありませんでした。多くの参加者が答え、そこにいてすべてを語っていましたが、トリエンナーレのスタッフが苦しんだ検閲と脅迫の状況がありました。

トリエンナーレでは何人かのアーティストが作品を閉じることにしたので、しばらくの間閉じていましたが、最終的には開きました。

しかし日本のアーティストのグループが展示エリア外でThe Clotheslineの構造を使ってもいいかと尋ねてきました。

The Clotheslineは検閲の脅威のために閉鎖されていましたが、しかしそれは別の人生がうまれました。



作品はOur Clothesline with Monica Mayerを通してフラワーデモなど美術館の外でも機能していきました。




このことを話すために女性が集まり、人々が対話をすることはとても重要だと思います。

前にも言ったように、The Clotheslineは多くのグループに受け入れられています。

時によって私は参加したり、アドバイスをしたり、また、ただ結果を聞くだけのこともあります。


今年はCOVID-19流行の直前にメキシコの多くの大学で行われました。大学の学部がどこかで学生によって閉鎖されたことがありました。しかし、私にとっては非常に興味深いものであり、私はそれが役に立つものであることを非常に嬉しく、また非常に幸せです。


フェミニストとして、またアーティストとして、他の女性たちが自分たちでやっていくのに使える!と感じた作品として、私はこれ以上のやりがいはないと思います。

The Clotheslineの構造は、私たちが家事やそれをしている女性に由来している、非常に女性的な構造だと思います。

The Clotheslineは競争意識に関係している初期のフェミニスト集団の構造でもあり、私たち全員がお互いを評価したり判断したりすることなく、一緒に座って私たちの経験を共有することができる空間をつくり、また全ての人にその場を開いたのです。

ご静聴どうもありがとうございました。


Our Clothesline with Mónica Mayer

メキシコのフェミニスト・アーティスト、モニカ・メイヤーの作品《The Clothesline》を元に、同プロジェクトを日本各地で展開するグループです。

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